クレジットカードの不正利用・犯罪の発生件数の推移と検挙率

公開日:2015年10月15日
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“クレジットカードを利用する際に怖いのはクレジットカードの不正利用です。

どのような手口の不正利用が行われているのかは別の記事で紹介していますが、本記事ではどの程度不正利用が行われているのか、カード関連の犯罪発生件数や検挙件数を見ていきたいと思います。


クレジットカードの不正利用・犯罪の発生件数の推移

警察庁が公表している警察白書の中でクレジットカード、キャッシュカード、プリペイドカード及び消費者金融カードを悪用したいわゆる「カード犯罪」の認知件数、発生件数の推移は以下の通りです。

■カード犯罪の認知・検挙件数

認知件数 検挙件数 検挙人数
1995年 6,671 6,204 1,186
1996年 6,396 5,586 1,054
1997年 11,714 11,368 1,433
1998年 6,174 5,616 1,230
1999年 5,991 5,032 1,213
2000年 6,970 4,514 1,803
2001年 5,527 4,080 921
2002年 4,938 3,521 918
2003年 4,862 3,213 832
2004年 6,926 4,248 1,094
2005年 7,333 4,449 1,046
2006年 6,842 4,681 794
2007年 5,518 4,060 623
2008年 4,345 3,412 547
2009年 4,155 3,342 592
2010年 3,683 2,925 514
2011年 3,461 2,739 413
2012年 3,279 2,776 448

出典:警察白書

2012年のカード犯罪発生件数は3,279件となっています。

この件数を多いとみるか少ないとみるかは人それぞれですが、全体的には減少傾向となっており、ピーク時の約3割まで減少しています。

2012年の検挙件数は2,776件で検挙率は約85%ですので、検挙率はかなり高いといえるでしょう。検挙率は2004年には60%程度まで落ち込んでいますが、最近また上昇しており現在の85%近くまで上げています。2004年ごろはスキミングなどにより偽造カードの犯罪が増えた時期ですので、徐々にスキミングなどの偽造カードへの対応が進んでいることが推測されます。

カード犯罪にはいくつかの種類がありますが、加盟店やATM、ネットショッピングなどいずれにせよどこかで使用しないといけないので足が付きやすく、現金をそのまま盗まれたような犯罪よりも検挙率が高い原因になっています。

少し古いデータですが、平成14年は盗難、取得したカードをそのまま使用した犯罪が55%、偽造カードを使用したものが22%、その他が22.9%となっており、盗難されたカードをそのまま使用された犯罪が最も多くなっています。

偽造カードを使用した不正利用も増加傾向にありますので、カード情報を盗み取るスキミングには警戒を強めないといけません。

犯罪件数は減少し、検挙率も高まっているので、クレジットカードの安全性は高まっているといえますが、やはり0件とすることは難しいと思いますので、少しでも被害にあう可能性を下げるように一人一人が不正利用に対する予防策をしていく必要があります。


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