カード決済の仕組みとカード会社がもうける方法
前の記事でクレジットカードとは何かを説明しました。
クレジットカードがあるおかげでお店に対して信用力を証明することができ、カードでの後払い決済が可能になっているのですが、なぜそのようなことが可能になっているのか、本記事ではクレジットカードの仕組みについて説明していきたいと思います。
クレジットカードの仕組みとカード会社の収益源
とても便利なクレジットカードですが、どのような仕組みになっているのでしょうか?
まず私たちがクレジットカードを利用すると、お店は専用の端末を通じてクレジットカード会社にクレジットカードが有効か確認します。
クレジットカードが有効とわかると後払いとなり、お店は商品額分の請求をカード会社向けにします。
それを受けたカード会社は改めて私たち会員向けに指定日までに支払いをするように通知します。
それを受けた私たち会員は指定日にそれまでの利用代金をまとめて支払います。(引き落とされます。)
■クレジットカードの料金支払いの流れ
- カード利用者がお店でクレジットカードを利用して買い物
- お店は買い物代の請求をカード会社に行い、カード会社が立替払い
- カード会社は1か月分のカード利用料金の支払いを利用者に請求
- 利用者がカード会社へ利用代金を支払い
カード会社からお店への支払いはカードの決済手数料を差し引いた金額が支払われることになります。
カード会社はクレジットカードの仕組みを提供する代わりに、お店から加盟店手数料(決済手数料)として代金の3~5%程度を受け取っているといわれています。
これがカード会社の売り上げ・利益になるんですね。
ちなみにカード会社の売り上げはこの加盟店手数料とクレジットカードの年会費やクレジットカードに付帯されているリボやキャッシングの金利収入が含まれます。
■カード会社の収益源
- 加盟店手数料
- 年会費
- リボ払いやキャッシングによる金利収入
カード会社の主な収益源はお店からの手数料、または利用者がお金を借りてくれた時の金利収入なのですね。
いずれにせよ、クレジットカードを使ってもらってはじめてカード会社の収益となるので、カード会社はまずカードを作ってもらって、その後ショッピングで利用されるためにより「持ちたくなるカード」、「使いたくなるカード」を出すことに力を入れているんですね。
年会費無料のクレジットカードがある理由もこの辺りにあります。
- クレジットカードは私たちの利用代金をカード会社が立て替え払いしていることで成り立っている。
- カード会社はその際、加盟店から決済手数料を受け取っていて、これがカード会社の売り上げになっている。
- そのためカード会社はクレジットカードを作ってもらって、使ってもらうように企業努力をしている。
これでクレジットカードの仕組みはわかりましたね。
では実際にどのようなクレジットカードの種類があるのかを見ていきましょう。
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