自分にあったゴールドカードを選ぶための6ステップ
持っているだけで上質でスマートな印象を与え、高い還元率や充実したサービスを提供しているゴールドカードはいつかは持ちたい憧れのカードですね。
今では年会費が安く設定されたゴールドカードも出てきて、以前よりハードルが下がった印象ですが、逆にはじめてゴールドカードをつくろうという時はどのゴールドカードに入会すればよいのか?という疑問も増えてきています。
そこでゴールドカード選びの考え方や具体的な選び方について考えていきたいと思います。
それではさっそくいってみましょう。
自分がゴールドカードに求めるものを確認する
ゴールドカード選びのポイントはまず「自分がゴールドカードに求めるものは何か?」を明確にすることです。
カードを選ぶ時に見る点は基本的に一般カードと同じではありますが、種類や提供するサービスも多岐にわたり、一般カードよりも高い年会費を支払うことになるので、支払うゴールドカードの年会費で何を求めるのかを明確にしておく必要があります。
ゴールドカード選びで見るべきは大きくステータス、マイル・ポイントの還元、付帯サービス、年会費の4点ですので、その中で自分で重視するものを決めて自分にあったゴールドカードを選んでいただきたいと思います。
次に各ポイントのそれぞれどこをチェックすべきかを説明します。
将来プラチナカードにステップアップできるか確認する
ステータスを重視する方は、プラチナカードにランクアップできるかという点をチェックするとよいと思います。
ゴールドカードはもちろん十分にステータスのあるカードですが、ステータスを究めるならこれで終わりではありません。ゴールドカードの上位ランクになるプラチナカードやさらにその上位のブラックカードといわれるものがあります。これらのカードのステータスはゴールドカード以上。ステータスを重視するならぜひ持ちたいカードです。
しかしこれらのカードは普通に申し込みができるカードではなく、クレジットカード会社から招待(インビテーション)が来て初めて持つことが許されるカードです。そしてこの招待を受けるために各カードのゴールドカードに入会して、最低でも2年程度利用実績を積む必要があります。
逆にいうと、プラチナカード以上を目指すなら、上位にプラチナカードを持っているゴールドカードに入会する必要があるのです。
上位にプラチナカードをもつゴールドカードはアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード、三井住友VISAゴールドカード、JCBゴールド、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードなどがあります。(航空系のゴールドカードには少ないです。)将来プラチナカードを目指す、あるいはほしくなるかもしれないという方はこれらのカードを作って利用実績を積んでおくことをおすすめします。
また純粋に今のゴールドカードでステータスを求めている方は、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードや三井住友ゴールドカードなどがステータスが高いといわれています。これらは先にあげたプラチナカードを上位に持つクレジットカードでもありますのでステータス重視派にはおすすめのゴールドカードです。
マイル・ポイント還元を確認する
マイルやポイントでの還元もが大きくなることもゴールドカードの魅力の一つです。
そのため「還元」を重視される方はゴールドカードのマイルやポイントの還元をチェックします。還元については還元率でチェックをするようにして横並びで比較しましょう。なお、当サイトではANA、JALのマイルについては1マイル=1.5円として計算しています。
還元率、還元額を算出した後は年会費も含めて最終的なコストの計算をすることになります。
付帯サービスを確認する
充実した付帯サービスはゴールドカードの最大の魅力の一つです。付帯サービスは旅行保険や空港や旅行が快適になるようなものが多いので、海外旅行が多い方は付帯サービスを重視されている方が多いようです。
主な付帯サービスとしては以下のものがありますので、これらのサービスが付帯しているのか、あるいはどの程度のサービスなのかを確認して、自分が求めているサービスかどうかを確認するようにしましょう。
付帯保険
海外旅行が多い方は、旅行時のけがや病気の治療費が補償される付帯保険は必ず付帯させたいもの。海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険ともにゴールドカードで付帯していないカードはありませんのでチェックすべきはその内容です。
海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険の補償金額は必ずチェックしましょう。また死亡・後遺傷害保険も大事ですが、利用する可能性の高い傷害・疾病治療費用もチェックするようにしましょう。
また旅行傷害保険は同行した家族が補償の対象となる「家族特約」が付帯しているかどうかも大きなポイントです。本人会員と補償内容は異なるものの同行する家族に万が一のことがあった場合に補償される安心の特約なので付帯されているのは大きなアドバンテージです。
海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険のほかにもゴールドカードではさまざまな補償がされる保険が用意されているカードもあります。盗難補償や不正利用補償などはメジャーですが、JTB旅カード JCB ゴールドでは旅行キャンセル費用の補償、搭乗した航空機が遅延した場合の損害の補償もされるので、海外旅行に多くいかれる方はチェックするようにしましょう。
海外デスクサービス
海外デスクサービスは海外での旅行時に問い合わせをしてくれる専門受付窓口で、海外旅行が多い方には心強いサービスですね。
中でもJCBの海外デスクサービスは手厚いと高い評価を得ていますので海外デスクサービスを重視される方はJCBのゴールドを1枚持っておくと安心ですね。
空港ラウンジサービス
ゴールドカードの定番付帯サービスの空港ラウンジサービス。空港内のラウンジを待ち時間などに利用でき、ストレスなく快適に旅をすることができますね。チェックポイントとしては国内、海外の対象の空港がどこなのかという点。
アメックスの提供する空港ラウンジサービスは海外の空港ラウンジを使用できることも多く手厚いサービスになっています。
また特に人気なのが海外空港のラウンジサービスを提供する「プライオリティパス」。通常年会費が399ドルかかるサービスですが、この年会費を優遇してくれるゴールドカードが多くあります。プライオリティパスは世界中の800を超える空港のラウンジが利用可能になりますのでどこに行くにも安心のサービスです。
このプライオリティパスが無料で付帯するのはゴールドカードクラスだと楽天プレミアムのみなので、プライオリティパスを重視される方は楽天プレミアムが要チェックです。
空港送迎サービス
空港送迎サービスは海外旅行をする際に自宅→成田空港間を送迎してくれるサービスです。海外旅行は疲れていたり、時間が早い・遅いことも多く、この自宅と空港の移動がかなりわずらわしいのでうれしいサービスですね。
見るポイントは往路のみ、復路のみ、往復両方と付帯条件が若干異なるのでこの点をチェックされるとよいと思います。
空港手荷物配送サービス
空港手荷物配送サービスは旅行時にスーツケースを自宅から空港まで配送してくれるサービスです。
こちらも空港送迎サービス同様、自宅空港間の移動を快適にするもので利用してからありがたみを感じる付帯サービスです。見るべきポイントも送迎同様往路のみ、復路のみ、往復両方のどの条件かという点を見る必要があります。
配送するとなるとスーツケースでは3,000~5,000円程度かかりますので金銭的にも結構よいサービスです。
お得な年会費のものがないか確認する
次に年会費を確認します。ゴールドカードの年会費は1万円以上する従来型と初年度の年会費は無料で次年度以降の年会費も5,000円以下の格安ゴールドカードの大きく2つに分かれます。
ゴールドカードとはいえ、先にあげた還元率と合わせてコストに見合ったサービスが受けられるかいう判断をする必要があるので重視される方は還元率や付帯サービスと合わせて比較するようにしましょう。
一般的には年会費が1万円以上する従来型のゴールドカードの方が全体的にサービスが手厚く、格安ゴールドカードは機能を一部絞って必要な方にお得な年会費のゴールドカードを提供できるようにしているようですので自分にあった方を選択しましょう。
格安ゴールドカードの代表は「MUFGカードゴールド」で、初年度の年会費無料。次年度以降の年会費も2,000円と格安の年会費でゴールドカードを提供しています。年会費も抑えたいけどステータスも求めたいという方に三井住友VISAゴールドカードがおすすめ。
三井住友VISAゴールドカードはステータスカードの象徴のようなカードでステータスが高く、全体的なサービスが手厚いカードですが、「カードご利用代金WEB明細書サービス」と「マイ・ペイすリボ」に加入すると年会費が4,200円まで下がります。このサービスレベルで格安の年会費になるのでもっともおすすめのゴールドカードだといえます。
入会特典を確認する
最後に入会特典を確認します。
入会特典ありきでゴールドカードをつくるのはばかげていますが、優良顧客の獲得ということで各社ゴールドカードの入会特典はかなりの金額の特典を用意していて、初年度の年会費分にはなりそうな特典も見かけます。
同じくらいほしいゴールドカードの候補を2つまで絞っていて迷っていいる時などは、入会特典を確認するとお目当てのカードでお得な特典があり決め手になるかもしれませんので公式サイトでチェックしましょう。
まとめ
ゴールドカードの選び方についてみてきました。
ここまでに説明した内容としては以下の通りです。
- 自分がゴールドカードに求めるものを確認する
- 将来プラチナカードにステップアップできるか確認する
- マイル・ポイント還元を確認する
- 付帯サービスを確認する
- お得な年会費のものがないか確認する
- 入会特典を確認する
ポイントとしては自分がゴールドカードに何を求めているかを明確にすることです。
例えば人に見せて自慢したいという思いも、ステータスを求めているということだと思います。自分の気持ちをあいまいにして、あれもこれもと機能を詰め込むと当然年会費は高くなり、支払った年会費に見合う満足感ではなかったと後悔することにもなりかねません。なのでまずは自分に必要な機能を明確にしましょう。
ゴールドカードとはいえ、お金をいくらでも払ってよいという方はあまりいないと思いますので、必要な機能はもちつつもお得な年会費でゴールドカードに加入しましょう。
もっともゴールドカードを作られるような方は、年会費いくらくらいまでなら出してもよいと、大体予算を決めているケースもあると思いますので、その場合は予算内で最も還元率がよいまたはサービスがよいカードを選択するとよいと思います。
ゴールドカードは一般カードよりも還元率が高いものや、サービスが充実したものが多いので、自分にあったゴールドカードをしっかり選んで、カードを手にしたときの充実感を味わってください!
当サイトおすすめのゴールドカードはこちらで紹介しています。
今回の記事の中で紹介したゴールドカードだけでなく、還元率、サービス、年会費のバランスのよいものから各機能を追求したものまで揃っています。
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