ショッピング枠の現金化の意味や方法と注意点
クレジットカードのショッピング枠を現金化をするという広告を見たことがある人がいると思いますが、違法性が高く利用するのは避けた方が良いです。
キャッシングを利用している人など今すぐ現金が必要な方には魅力的に感じるかもしれませんが、しくみやリスクを理解すれば利用しようとは思わないはずです。
本記事ではクレジットカードのショッピング枠の現金化のしくみや注意点を紹介します。
クレジットカードのショッピング枠の現金化とは
- クレジットカードのショッピング枠の現金化とは、利用者がカードをショッピング利用し、現金化業者がその利用額の一部の現金を渡すもの
クレジットカードにはショッピングの利用代金を後払いにしてくれる「ショッピング」と、カード会社から直接お金を借りる「キャッシング」のサービスがあります。
そのため現金が必要であればキャッシングを利用すれば良いのですが、キャッシングにも利用できる枠があるので、利用できるキャッシング枠がない人やお金を借りることができない人もいます。
そのような一部の人に向けてショッピング枠を利用して現金化をする「現金化業者」がいます。ショッピングの現金化は、利用者がカードをショッピング利用して、その与信をもとに現金化業者が利用者へ現金を支払うものです。
ショッピング枠の現金化の手法
■現金化の手法
- キャッシュバック方式
- 買取方式
クレジットカードの現金化の具体的な手法はいくつかありますが、主なものはキャッシュバック方式と買取方式があります。
キャッシュバック方式は、現金化業者から商品をカードで購入してその見返りにキャッシュバックを受ける方式です。
例えば50万円の指輪をカードで購入すると、40万円のキャッシュバックがされ、結果的に40万円の現金を手にできるということですね。ただしカードで50万円分のショッピング利用しているので、後々50万円がカード会社から請求されることになります。
買取方式は現金化業者から商品を購入して、その後すぐに買取をしてもらうことで売却額を手にする方式です。
50万円の指輪をカードで購入して、その後すぐに40万円で買取をしてもらい、利用者は買取金額の40万円の現金を手にできます。この場合も50万円分カードを利用しているので、後からカード会社より50万円分の請求がいくことになります。
現金化を利用すると、ショッピングでの利用金額よりも少ない金額を現金で受け取ることになるので、最終的にはクレジットカード会社から請求が来るので金額的には損をすることになります。
利用するショッピング枠に対する現金化される金額の割合は還元率という数字で表され、80%から95%程度で行っている業者が多いようです。
ショッピング枠現金化の注意点・違法性
ショッピング枠の現金化は違法性が高いので注意が必要です。
- カード利用規約に反して利用停止になる可能性がある
- 横領、詐欺罪となる可能性もある
現金化目的でショッピング利用することはクレジットカードの利用規約に違反することになるので、クレジットカードが利用停止になる可能性があります。
さらにクレジットカードで購入した商品は代金がすべて支払われるまでクレジットカード会社に所有権があるので、これをすぐに転売する行為は横領罪に問われる可能性があります。
また本来の目的でない現金化目的でクレジットカードを利用するのはクレジットカード会社を欺く行為として「詐欺罪」に問われる可能性もあります。
そのため現金化業者だけでなく利用した人がクレジットカードを利用することができなくなったり、刑事罰を問われる可能性もあります。
合法をうたっている業者もいますが、景品表示法や古物商としての認可を受けているなど関係ない法律やルールを守っているだけです。現金化自体が法律違反である以上現金化業者が合法であることはありませんので注意しましょう。
ショッピング枠の現金化を利用しないといけない人は、普通のキャッシングやカードローンなどを利用できない人ですので、違法だからやめられるものではないかもしれません。
それでも現金が受け取れず借金だけが残るなどリスクがかなり大きい方法でもありますので、苦しい人でも何か別の方法を探していくのが賢明です。
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