ANAマイルの使い方の種類と最低交換数、交換レートの比較
ANAマイルをためていざ使おうと思った時に、「ANAマイルを使う時って何に使うのが一番得なんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
あまり気にしていなかったという方も考えてみてください。せっかく効率よくためたマイルも5,000円のものに10,000円相当のマイルを使ってしまっていたりしたら結局効率は悪いですよね?この場合、還元率2%でためていたとしても、実質は1%の還元と同じことになってしまいます。
そうならないためにも、マイルの使い方は還元率などマイルのたまりやすさと同じくらい重要なものとして考えるべきです。
当サイトを含めて、1マイルは1.5円程度と考えているところが多いようです。それ以上の交換レートで使用することができれば還元率があがることと同じですのでぜひ自分がほしいものがあるかどうか見ていきましょう。
それでは早速いってみましょう。
マイルの使い方は大きく7種類
ANAマイルの使い方は大きくわけて7種類あり、以下の通りです。
■ANAマイルの使い方
- ANAの航空券と交換する
- ANAの国際線座席をアップグレードする
- スターアライアンス航空会社の航空券と交換する
- ANA SKY コインと交換する
- ANAご利用券と交換する
- クーポンと交換する
- 他社ポイントと交換する
それではここからそれぞれの内容と交換レート等を確認していきましょう。
ANAの航空券と交換する
最低交換マイル数:7,500マイル
マイル交換レート:1マイル1.2~4.5円
まずはANAの航空券との交換です。もっともメジャーな交換方法で国内・国際線の航空券との交換が可能です。
航空券の交換に必要なマイルは距離、片道/往復、シーズン(繁閑)ごとに必要マイルが設定されています。最低交換マイルは7,500マイルです。シーズンは利用者が多いハイシーズンは必要マイル数が多くなっていて、逆にローシーズンは必要マイルが少なくなっています。年間通して同じレートで交換が可能なJALとはこの点が異なる点です。
シーズンで交換可能なマイルが異なるので交換レートの計算が難しいのですが、例えば東京沖縄間のレギュラーシーズンの場合は、往復で18,000マイルが必要になってきます。旅割を使って25,000円~50,000円くらいかかるので1マイル1.5円~2.5円くらいで交換できる計算ですね。
ローシーズンは14,000マイル、ハイシーズンは21,000マイルかかるので、ローシーズンは1マイル1.7円~4.5円、ハイシーズンは1マイル1.2円~2.2円くらいの交換レートになりますね。
交換レートはあくまで仮の計算なので何とも言えませんが、イメージはわくと思います。これをもとにサラリーマンの方でハイシーズンしか航空券が利用できそうにない方は1マイル1.2円~2.2円の価値で計算するなど、自分が利用できる航空券をもとにマイルを航空券に交換した場合の価値を考えるとよいと思います。
なお年間に数日ピーク時はマイルで航空券への交換ができない日がありますので、その点も注意が必要です。
ANAの国際線座席をアップグレードする
最低交換マイル数:12,000マイル
マイル交換レート:-
国際線の座席をアップグレードすることもできます。
対象航空券の距離とアップグレードしたいクラス(エコノミー→ビジネス、ビジネス→ファースト)ごとに必要マイルが設定されており、韓国と中国の一部都市であれば片道12,000マイルでエコノミー→ビジネスへのアップグレードが可能になっています。
スターアライアンス航空会社の航空券と交換する
最低交換マイル数:20,000マイル
マイル交換レート:-
スターアライアンス提携の航空会社の航空券とも交換が可能になっています。
必要マイルの算出は区間基本マイレージ合計して、その基本マイレージ合計額ごとにANAが設定しているマイル数が必要になるという形です。
ANA SKY コインと交換する
最低交換マイル数:3,000マイル
マイル交換レート:1マイル1~1.25円
ANAの自社クーポンの「ANA SKY コイン」とも交換ができます。
ANA SKY コインは1コイン1円相当で使用することができ、ANAの国内・国際線の航空券との交換やANA SKY WEB TOURで販売する国内・海外の旅行商品の購入にあてることができます。
交換は「3,000マイル→3,000コイン」と「12,000マイル→15,000コイン」で可能になっており、前者は小口での交換、後者は交換レートが有利に設定されています。「3,000マイル→3,000コイン」の時は1マイル1円、「12,000マイル→15,000コイン」の時は1マイル1.25円の交換レートとなっています。
ANAご利用券と交換する
最低交換マイル数:10,000マイル
マイル交換レート:1マイル1~1.25円
ANAのもう一つの自社クーポン「ANAご利用券」とも交換することが可能になっています。
こちらはANAの航空券、ANAの機内販売商品、ANAグループのホテルの宿泊や食事、買い物などに利用することができます。
交換もSKYコインと似ていて「10,000マイル→10,000円分」と「12,000マイル→15,000円分」で交換が可能になっています。こちらは最低交換単位が10,000マイルに設定されています。「10,000マイル→10,000円分」で1マイル1円、「12,000マイル→15,000円分」で1マイル1.25円の交換レートとなっています。
クーポンと交換する
最低交換マイル数:10,000マイル
マイル交換レート:1マイル1~1.2円
他社で利用可能なクーポンとも交換可能になっています。
交換先はホテルやバス、新聞代、引っ越し代、マッサージ、食事と多岐にわたっていて、これら提携先すべてで使えるクーポンとの交換ではなく、交換時に使用する先を選ぶタイプ。
ほとんどが1マイル1円の交換レートになっていて、駐車場が10,000マイルで12,000円分のクーポンと交換可能になっていて、1マイル1.2円の交換レートとなっています。
他社ポイントと交換する
最低交換マイル数:10,000マイル
マイル交換レート:1マイル1円
他社からのポイントへも交換することができます。
正直、交換レートはあまりよくなく、航空券の交換があまり必要でない時に他の交換方法と一緒に検討するくらいの位置づけだと思いますが、JALよりも交換先が多く、ほぼ現金のように使えるポイントもあるので、もしもの時には利用できますのでチェックしておくとよいと思います。
交換可能なポイントについてはこちらにまとめていますのでご覧ください。
まとめ
ANAマイルの使い方について説明してきました。
ここまでの内容をまとめると以下のようになります。
- ANAの航空券と交換する
- ANAの国際線座席をアップグレードする
- スターアライアンス航空会社の航空券と交換する
- ANA SKY コインと交換する
- ANAご利用券と交換する
- クーポンと交換する
- 他社ポイントと交換する
どれが得かというとやはり航空券への交換が若干ぶれがあるものの、最も交換率がよいようです。特にローシーズンに使うことができる方にとっては1マイル4円を超える交換レートですので、交換可能な商品としてはダントツで交換率がよいです。
ついでANA SKY コインやANAご利用券といった自社クーポンですが、交換すると1マイル1.2円相当で利用先も限られるので、それであれば1マイル1円相当で他社のポイントに交換してしまった方がよいと思います。
交換先はたくさんあるので自分にあった交換先が見つけられるとよいですね。
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